こんにちは。生活陶器「on the table」です。
「器のこと、食のこと。そして私のことを少しだけ。」
隔週土曜日の午後から夕方頃の時間には、こんなタイトルでメルマガをお届けしています。
（配信後、こちらに掲載しています）
おやつの時間や、夕ごはんの後…のんびりしたいときに、サラッと読み過ごしていただけたら嬉しいです。
３月８日（土）は、カワハラが綴っています。
どうぞよろしくお願いします。
春が、今年もやってまいりました。
周囲がスギだらけの益子町。
しっかりと花粉症なので目をしょぼしょぼさせながらの日々ですが、先日はご近所さんから山盛りの「はまぐり」をいただいて、嬉しい春を感じることができました♪
貝の砂抜きをするのが好きなので、バットをいくつも並べたときは気持ちが満たされました。開いた貝からおまけみたいに小さな貝殻がいくつも出てきて…面白かったです。
ちょうどひな祭りの頃だったので、はまぐりのお吸いものにしてみたり、うどんの出汁にしてみたり。春の味覚をたっぷり味わうことができました。
酒蒸しにした日は、我が家の「ピンク スープ皿」が今季初登場♪
優しい春色の器は、やっぱりちょっと気分が上がる気がします。
嬉しい春は、趣味のお出かけのときにも。
足利市まで日本刀の企画展を見に行ったら、梅の花が紅白揃ってよく咲いていて、香りも楽しむことができました。お花を見ると、春が来た！という実感がとても強くなりますね。
企画展の主役のひとつだった「山姥切国広」は足利にゆかりのある刀で、過去２回の展示では約９億円もの経済効果があったそう。訪れた日にも、たくさんの人が足利散策を楽しんでいました。市内ではスタンプラリーも開催されていて、マップにはレトロな喫茶店や新しいコーヒースタンドに雑貨店など、気になるお店がたくさんあって楽しかったです。
足利に行くと必ず購入するのが、香雲堂本店さんの古印最中。
親戚がよく買ってきてくれるので、すっかりお馴染みの味になりました。
形はいくつかあるのですが、上の写真で「oldwhite ピロー皿」にのせた「北条氏の虎印」と、細長い「足利学校長印」がなんとなく好きで、いつも弟と奪い合っていたのを思い出します。
今回購入したお店には並んでいなかったのですが、この時期は桜味でピンク色の最中が販売されているそう。食べてみたかったな～！
それから、金平糖の中にあられが入っている「浮き星」も購入。
以前、リエさん・ナカハラさんの写真や文章を見てからずっと気になっていたのです♪新潟県のものなので、足利で見つけて驚きました。味も缶も数種類あったので、いちごミルク味＋イラストの缶を選んでみました。ザビエルのイラストが、なんだか珍しいし可愛くて。
なぜ、ザビエル？と思って調べてみたら、「足利学校を世界に紹介したのがザビエルだから」のようです。知らなかった。。。
春の我が家は、誕生日ラッシュ。
少し前に息子が３歳になったので、息子のごはんに使う器たちを集めてみました。誕生日に使った数字のキャンドルと、その頃に使っている器を撮っておくのは記念になっていいかも。また来年もやってみたいなと思っています。
離乳食の頃から陶器を使ってきて、お気に入りも決まってきたようで…例えば、いちごを洗っていると「じゃ、おさらね！」と、いそいそと食器棚を開けて「シロクマのおしゃもじ皿」を持ってきます。
どうやら、一番のお気に入りが「くーさん（くまさん）」のようです。
母としては、息子用の一番は「こぐまカタクチ」かなと思っています。
出番は、お薬を飲んでほしいとき。
実は、この小さなカタクチシリーズ、よしざわ窯メンバーが何人も「効果あり！」と語るほど「子どもにお薬を飲んでほしい時に頼れる器」なのです。
薬局で掴んで離さなかった「おくすり飲めたね」を使っても、ヨーグルトやチョコアイスに混ぜてもだめで、悩みに悩んでいたとき…すっかり諦めて「何も混ぜず、目の前でこぐまカタクチに入れてわたす」初心に帰った方法を試してみたら、嬉しいやら悲しいやら、あっさりと飲んでくれたのです。以降、全力で頼りにしています。
いつか「こぐまカタクチ」が効かなくなってしまったときのために、他にも増えたらいいな…。でも、どんな動物ならカタクチになるのだろう。
考えてみても思いつかず、シロクマやハリネズミ、ひつじをカタクチにしてきたよしざわ窯のデザイン部は、やっぱりすごいなと思うのでした。
お付き合いいただき、ありがとうございます。
それでは、また。
カワハラ
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