お茶の時間を持つ。そうすることで、気持ちが落ち着く。…ということは良く耳にしますが、私の日常では、喉の渇きを...

お茶の時間を持つ。そうすることで、気持ちが落ち着く。
…ということは良く耳にしますが、
私の日常では、喉の渇きを潤すために飲む。何かをしながら飲む。ことがほとんどなので、お茶の時間を持つことの魅力を感じたことはあまりありませんでした。

数ヶ月前に、熊本を中心に活動するお茶と料理のユニット「chanowa」の、お茶を担当する出野尚子さんのお茶会に参加して、お茶を飲む時間を持つことのすばらしさを実感しました。静かな香りと味を楽しむために、お茶だけに集中する。そんな時間を持つことで雑事を忘れることができ、気持ちが落ち着くのですね。そして何より出野さんのお人柄がお茶の魅力を引き立たせていました。

そんなお茶の魅力を教えてくれた「chanowa」さんの「菓子と茶の箱 2016.7」を注文することができました。届いたお茶は、台湾産の烏龍茶「東方美人」と「甘露白茶」。そして、フィンガービスケット、チーズクッキーなど5種類の焼き菓子。お茶の入れ方が丁寧に説明されたお手紙も添えてありました。
心を落ち着け、お茶の入れ方を良く読み、忠実に入れてみました。
この丁寧にお茶の入れるというところから、お茶の時間は始まるのでしょう。
茶葉の変化、香り、味を楽しみ、お菓子をいただきました。
やさしいお味のお菓子たちは、お茶の時間を充実させてくれます。
いえいえ、お茶だけでもお菓子だけでも「お茶の時間」は完成しない。
お茶とお菓子の両方があってこそ、お茶の時間。そう感じました。
…そして、器屋としてはそこにお気に入りの器もプラスして、
この器が出来上がるまでのこと、改めて気づく表情なんかに気持ちを寄せて…。

日常生活の中で、改まってお茶の時間を持つ。というのは、そう簡単なことではないように思います。でも、ほんの数分、気持ちを落ち着けることでその後の時間がより充実したものになる。そう思わせてくれた「chanowa」さん。ぜひまた、「菓子と茶の箱」を楽しみたいなと思っています。

ヨシザワリエ

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