最近SNSなどでも話題を集めている「輪花皿」。実は昔からの伝統的なデザインのひとつで、その名の通り、花びらをモチーフにした、規則的な切込みを入れた丸みのある形が日本らしさを感じさせます。まるで花が咲いたような佇まいの器は、存在感と華やかさがあり、食卓に明るさを運ぶアイテムとしても重宝します。
そんな「輪花皿」、当窯では何年も前から作り続けているシリーズですが、ぜひよしざわ窯が作る輪花皿もたくさんの方に知っていただきたいなと思い、今回思い切って、 豆サイズの楕円皿、中サイズの楕円皿 、そして丸い深皿の ３種類 の「輪花皿」 を製作してみました。 どれも装いを新たに、『新色』をかけてみたので、今までに販売したことのあるものをお持ちの方もぜひチェックしていただけると嬉しいです。
今回製作したのは（左下から）「月白 楕円輪花皿 小」・「ホワイト 輪花楕円皿」・「青錆釉 輪花丸深皿」 です。大きさや形が変わると、表情もぐっと変化しますが、タイプの違うものを揃えて一緒にお使いいただくというのも、食卓に色々な種類の花々が咲いたかのようでまた素敵でおすすめです。
さっそく焼きあがってきた器たちを、我が家（ナカハラ）の食卓で使ってみたので簡単にご紹介させてください。
一番小さな 「月白 楕円輪花皿 小」 は、お醤油皿やたれ皿にちょうど良いサイズの豆皿です。
お素麺の日の薬味皿として、大根おろしと梅干、そしてリムにワサビをのせて使ってみました。とても小柄ですが、存在感のある形なのでシンプルな器のコーディネートに一客加えるだけで全体を引き締めてくれる気がしました。素麺を「白いデリボウル 丸」、つゆを「マーガレットがいっぱいのまるカップ ピンク」に入れたホワイトコーディネートにしたらとても爽やかで素敵にまとまりました。
「ホワイト 輪花楕円皿」 は、副菜や菓子皿としてちょうど良い、中くらいのサイズの楕円皿です。
スーパーで生の桜海老を見つけた日に、揚げ出し豆腐にのせたら美味しそう～！と思い、大根おろしと一緒にたっぷりのせた一品をこのお皿で。盛りつけた揚げ出し豆腐がまるで大きな花の中に入っているように見えて、脇役の副菜でも、主役級の見栄えにしてくれる…そんな一枚だなと思いました。普段の副菜やおつまみがさらに魅力的になりますし、そして箸休めや甘いものなど、少し手をかけたお料理を目立たせたいなと思ったときはこの器がおすすめです。
「青錆釉 輪花丸深皿」 は、煮込み料理やサラダなどの盛り皿としてちょうど良い深さのある丸皿です。
先日「豚の角煮」をのせて使ってみました。煮込み時間が長く手間がかかるのと、ブロック肉を使うのがちょこっと苦手で、気づくと疎遠になっている献立のひとつではありますが…たまに食べたくなり、気合を入れつつ重い腰を上げて作る時があります。そんな”頑張って作った一品”がとても立派な雰囲気になり、自分を褒めたくなる完成度に！この器があると、料理の見た目だけでなく、味わいまで深くなる気がしていて、ご飯の満足度が格段に変わる気がしています。
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３種類、どれもそれぞれに異なる用途があるので、ご家庭に必要な大きさのものが見つかると嬉しいです。また、重なりも良いので、スタッキングしておいてご家族でお揃いでお使いいただくのもおすすめです。よしざわ窯では、動物や食べ物などをモチーフにした”個性的”で可愛らしい器たちも人気がありますが、シンプルで大人っぽい花モチーフのお皿たちも長年愛用してくださっている方が多いシリーズです。花のようなお皿「輪花皿」 で普段の食卓がさらに華やかに、そして楽しい気持ちになると思います。毎日の食卓だけでなく、ハレの日にも素敵なコーディネートを作ってくれるアイテムですし、贈り物としてもおすすめです。
◆紹介している新色の「輪花皿」３種類は１０日（月曜日）午後１時～販売開始予定です◆
（記載に誤りがあり訂正しました）
追記：
実はどの器にも 「大根」を使うメニューを合わせてみたんです。夏の暑い時期のさっぱりさせたいご飯作りにかかせない「大根」。おろすだけで美味しいですし、煮込んで味を染み込ませてもまたビールに似合ったり…それから千切りしてサラダに加えるとアクセントになったり、お味噌汁にいれるのもやっぱり美味しくて…年間通してお世話になっている野菜ですが、夏場も本当に大活躍してくれるので冷蔵庫に入れておくとなんだか安心するんですよね。
今回合わせてみた、“ 大根料理 × 輪花皿 ”がとても良く似合ったので、大根メニューとも合わせて楽しんでみてください。 色々作ったらすっかり１本消費してしまったのでまた買ってこないとっ♪
ナカハラ
