年始めのもうひとつのお楽しみ、ガレット・デ・ロワ。
フランスの伝統的なお菓子であるガレットデロワは、キリストの顕現を記念する「公現祭」を祝うもの。中には陶製の小さな人形(フェーヴ)が入っていて、切り分けたときにこのフェーヴが当たった人は一年を幸運に過ごせるといわれています。
フランスでは1月に家族や友人と集まるときにはいつもテーブルにガレットデロワがあるそうで、みんなで切り分けていただく様子を想像するだけで、とても楽しそう…!
昨年フランスに行ったときにもお菓子屋さんでフェーヴが販売されているのを見つけて、こちらで暮らす方々にとっては本当に身近なものなんだなあ…と思いました。
日本でもこの時期になると、ケーキ屋さんやパン屋さんでガレットデロワを見かけることが年々増えてきているように思います。
(よしざわ窯でも「ガレット・デ・ロワの器」があるので、ここを読んでくださっている皆さんにはもうおなじみの食べ物かもしれませんね…!)
私もこの流れにのって食べたい!と毎年思うのですが、ここで生じるのがシュトレンと同じ「1人で食べるには多い」問題。(ガレットデロワもシュトレン同様、夫はそこまでテンションが上がらないみたいです笑)
「切り分けてフェーヴが当たると幸せになれる」というコンセプトからすると、やっぱり1ホールを買うのが醍醐味だよな…とは思うので、買ってみたこともあったのですが。
1回くらいはいいけど、毎年はちょっと贅沢すぎる気がして……。年末年始の帰省のタイミングで手土産にしてみんなで食べたい、とも目論んでいるのですが、いつもバタバタで予約して受け取って…というのはなかなか実現できておらず。
というわけで、昨年と今年はピース売りしているお店を探して食べてみています。
昨年はPAULさんのものを。
調べてみたら今年はプレーンのみみたいなのですが、昨年はプレーンとショコラがあったので両方食べ比べ。
エゾシカプレートにのせてみたらぴったりでした。
紙箱に入っているので、手土産にちょっとだけ、というときにもよさそう。
今年はブールアンジュさん。
こちらはプレーンとピスタチオがあったので、やっぱり両方……笑。
昨年は同じ器にふたつ並べてみましたが、違う器でも楽しいかも?!と思い、冬っぽい雰囲気の「リボンのついたミトン小皿」と「雪の結晶のリース皿」に。
ピスタチオのほうは中にラズベリージャムが入っているのが、すっきり感があっておいしい!
PAULさんはわりとやわらかめ、ブールアンジュさんはざくざく系のパイ生地でした。
コーヒーもいいけど、フランス菓子だしあったかい紅茶と一緒にいただきたいな…と思って、ずっと開封するタイミングを逃し続けていた月ヶ瀬紅茶のレモンティーを開けました。
ドライレモンがきれいなハート形になっていてすごい。
(お湯を入れる段階でティーバッグと一緒にレモンを入れてしまったので沈んでしまいましたが、紅茶ができてからレモンを浮かべるとおそらくきれいに浮かぶのかなと思います)
フローラルマグはこの寒い季節は特に大活躍。洋まる小皿をコースター代わりにしています。
ちなみに夫には、ガレットデロワのかわりにアップルパイ(ショーソン・オ・ポム)を。
形がなんだかレモンのお皿と似ているな…と思ってのせてみたら、大きさもぴったり!(中サイズにのせています)
レモンなのかりんごなのか…と混乱する感じですが。笑 ビタミンカラーの器でおやつをいただくと、気分が上がっていいですよね。
ピース売りのお店を調べる中で、(ホールでしたが→)マロンやほうじ茶など、ほかにもいろいろ変わり種を見つけて、食べてみたかったな〜と。。
来年はまた、別のお店のガレットデロワを試してみたいな。1年の始まりの楽しみとして、続けていきたいです。
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