春の訪れをいち早く教えてくれる野菜が「菜の花」なのかもしれません。
スナップエンドウも同じぐらいの時期に並び始めますが、季節感のある名前がそう思わせるのか、スーパーで出会うと「もうすぐ春だよ」と教えてくれている気がするんです。
先日今年初めて菜の花と出会い、頂く前にどんな料理にするか考えながら、葉の花を麻紐で縛って器と一枚記念撮影♪( 以前に本で見て素敵だなぁ!と思ったので真似してみました)
冷蔵庫にある食材を見て…しらすとベーコンでニンニクとオイル炒めにしようかな♪と思ったり、そのまま茹でて鰹節とポン酢で頂いてもいいなぁ♪と思ったりしましたが…
少し前に、娘が通う保育園の給食メニューだった「大根とベーコンのスープ」を思い出し、その時に先生から「今日のスープ、残さずたくさん食べましたよ」と聞いたので、この日の菜の花を「大根とベーコンと菜の花のコンソメスープ」にすることにしました。
ちなみに我が家は2歳の娘を、「一時預かり」という形で週に何度か保育園に登園させているのですが、保育園の「給食メニュー」がとても私にとって参考になっているんです。お迎えの時に園の下駄箱のすぐ横に設置された「給食見本」を見て、じっくり眺めながらどんな食材を使ったものか確かめて、先生に何を食べて何を残したか聞くようにしていたら、切り干し大根に入っている人参は食べたり、花型の野菜は食べたり、ひじき煮はご飯に混ぜてあると食べるなど、食材の組み合わせや切り方でヒットするものがあるなぁという発見が。
一時期、娘が野菜を嫌がって困っていたのですが 、保育園給食のメニューや先生の話を参考に日々の料理に取り入れていたら、徐々に苦手な野菜が減ってきたんです。 この「保育園給食からヒントをもらって作る」スタイルが偏食の解消につながっていて、かなりありがたいなと思っているところなんです♪
…なので、この日も好んで食べた給食を参考に、大根とベーコンは角切りで食べやすく切り、さらに苦手な菜の花を少しだけそこにプラスしてみることにしたんです。
夕飯に出す前に、おにぎりと一緒に私の遅めのお昼ご飯としてまずは味見してみました♪
束ねた菜の花と「白いスープ皿」が似合っていたので、盛りつけもこの器で。リムが広いので、スープですくってゆっくりいただく時にぴったりな一皿ですが、このスープ皿で頂いたら、季節の始まりを教えてくれる菜の花を一口一口噛みしめて味わえ、美味しさが増した気がしました。
(おにぎりをのせている器は当窯メンバーでもある松永進さんのものです)
娘の反応はというと、一口飲んで残されました。トホホ。。。得意な食材と一緒にしても、子どもにとっては菜の花はどうしても青臭くて難しいのかな…と。スープに合わせるとさらに味が際立ってしまうかもという発見もありつつ、すべて残されるという失敗で終わりました。”旬のものは体に良いのでできるだけ食べてみて欲しい” という親の想いもなかなか叶わずですが、子どもの苦手食材との闘いを面白がりながら日々の料理を楽しんでいけたらなと思っています。
こうしたら菜の花食べたよ!という経験ありましたら是非教えてください♪
*使用している「白いスープ皿」は27日金曜日の販売を予定しています。
ナカハラ