40年以上使い続けてきた「土練機(どれんき)」と呼ばれる
粘土を練るための機械を友人の機械屋さんに修理してもらいました。
鉄製の機械なのですが、バラバラにしてみると…
40年という時間の長さを感じさせる迫力?
土が固くなり鉄と一体化しているような部分もありました。
何十年もの間、ずっと土を練り続ける機械。
作業場をぐるっと見渡すと、
30年間ずっと器を1200度の温度で焼き続けている窯や
生地をつくるためのロクロ、
器づくりに欠かせない大小いろんな道具は
すべて何かひとつの専門的な役割をになっているわけです。
壊れるまでずっとひとつの作業をくりかえして。
そして、それらを使う私たちもいろんな道具と同じように
ずっとずっとくりかえし、しつづけているひとつのことがあります。
それは「想像」すること。
楽しいなにかができあがるようにって、
みんなに喜んでもらえるなにかがつくれるようにって。
想像以上にうまくいくこともあるし、
もちろん想像していたのと全然ちがうってことも。
最近活躍めざましい編集チームのスタッフなどは
「あんな器がいいなぁ」とか
「こんな感じの小物ほしいなぁ」とか
「こんなラッピングかわいい!!」とか…
その想像力のたくましさに圧倒されています。
想像の域を超えた「妄想」チームと呼べなくも…(笑)
たくさんの古くて従順な道具たちと、
愉快なスタッフの想像力とで
今日も器をつくっています。。。
これが40年以上も使いつづけている土練機です。
よごれもここまでくると迫力がでてきます。
タナベさんにつくってもらった新しいチャームです。
1月からラッピングにお付けする予定です。
タナベさんの想像力にはいつも感心させられます。
担当:吉沢 泰久