小さな窓

10年以上前からずっとつかっている作業場の南側の壁に小さな窓をつくりました。長い間ずっと暗い壁だったところがある日窓になるって、赤ちゃんがはじめて歩いたときのような感動があるんだなーと思いました。ただ部屋が明るくなった、外が見えるとかだけの感覚ではなくて、おおげさに言えばその小さな窓から太陽のひかりはもちろん外の景色までがあたかもこちらをのぞきこむように薄暗い作業場のなかに入ってくるという感じ。太陽やら山やら田んぼやらが「あそこに窓ができたからみんなでのぞきに行ってみよう」って。
目に見えるすべてのモノが気になって仕方がなかった赤ちゃんがある日歩きはじめるとき、ただ「歩けた!」という感動よりもずっとずっと触ってみたかったモノが自分のほうににどんどん近づいてくることに興奮、感動するんじゃないかなーと。
もちろん慣れてしまえばただの小さな窓だし「歩くのだるーい」なんですけど…大人になってもモノがこっちに動いてくるって信じてるひともいるのかな?

担当:ヨシザワヤスヒサ

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