食器を洗って、流し台の上に置いていくと、器の「おしり」が並びます。私は、その様子を見るのが好きです。ウチの器...

食器を洗って、流し台の上に置いていくと、器の「おしり」が並びます。私は、その様子を見るのが好きです。ウチの器のおしりはどれも丸みがあって、やさしい雰囲気だからなのかもしれません。
丸いもの、四角いもの、花形や三角、ひし形もあります。色も何種類かあり、黒土を使って作っているものは黒、赤土を使って作っているものは茶色、益子並土を使っているものはベージュ、鋳込み製作のものは白。おりしに釉薬をかけてしまうと、焼成の時、窯の中で棚板とくっついてしまうので、この部分には釉薬がかからないようにはっ水材を塗ります。釉薬がかかっていないので、土本来の色がわかる部分でもあるんです。こんな色々なおしりが並んでいるのを見て、なんだかほっこりした気分に♪ ちょっと変かな…。でもきっと、器好きの人には共感してもらえるんじゃないかな…。おしりを見ながら、この子(器)はこんな色の土で作られているのね…なんて思っていただけたら嬉しいです。

ヨシザワリエ

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