いつもながら、静かでゆっくりとした土曜日の午前中、
立ち寄ってくれた作家の佐藤敬さんと仕事の話をしました。
佐藤さんは今、焼き物づくりと志す若い人に仕事を手伝わせながら
蹴ろくろと薪窯を教えています。
ちなみに「蹴ろくろ」というのは文字通り「足」で蹴って
回転板をまわすろくろで、
「薪窯」はガスや灯油ではなく「薪」を燃料にする窯のことです。
どちらも伝統的な器づくりの道具で、
使いこなせるようになるには長い年月と経験が必要になります。
「ろくろと窯焚きができれば器がつくれる。
さらに、ろくろの腕を磨いてたくさんの生地がつくれるようになれば
安くお店に並べるとことができる。
きちんとつくられたものが、手頃な値段で並んでいればお客さんにも
喜んでもらえるはず。
それが伝統的な器づくりを伝えることにもなるんじゃないかな。」
って佐藤さん。
「伝統」なんて言うと、ちょっと堅いし重たい感じがしてたけれど
佐藤さんの話を聞いていて、
ごく当たり前のことなんだよなーって思えてきました。
この仕事をはじめた頃からいろいろと教えてもらっているいわば師匠なのですが、
自分より5つ以上も年下です…
さて、立ち寄ってくれた本当の目的は飲み会(?)パーティー(?)の
お誘いでした。ウナギの蒲焼きパーティーだそう。楽しみです♪
製作中の作品をご紹介します。
嫁のリクエストの「蝶々がとまっているようなカップ」
ラッピングの新しいチャームが焼き上がりました。
明日以降からこのチャームも仲間入りします。
ぜひご利用ください。