『新しい青』

2017年の初夏のこと。
「ヨルノアオ」よりも明るくて「ソーダブルー」や「トルコブルー」よりも深い「青」が欲しい!というところから、新しい釉薬作りが始まりました。

何種類もの釉薬を作って、陶片にかけて、試し焼き。テスト用の陶片はたくさん出来上がったものの、ツヤがありすぎたり、まだら模様だったり、薄すぎたり、濃すぎたり…どれも求める色とは遠うものばかり。

その後、「発色の強さ」を探すこと数カ月…
「トルコブルー」の釉薬の配合をベースに試してみたところ理想の色に近づきました。
最後に同じ型の陶片にかけてみて、焼き色の幅を確認。

ようやく、これは!という納得の色に仕上がった、新しい釉薬。
名前は『藍色』。「藍色」は昔、浮世絵や衣類、生活雑貨にと広く日常的に使われていた「粋」な色。英語圏の国では「ジャパンブルー」とも呼ばれています。試行錯誤の末にうまれた「藍色」の器。

 

2018年4月は、「西洋長方深皿 大」でのご紹介です。

今後は大きなサイズの器でもご紹介したいなと思っています。

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